住まい・インテリア

光りを相手に

梅雨只中、青空や陽射しがほしい今日この頃です。

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 住まいを設計する時には、たくさんの相手がいます。

そこに住む建て主さん、建てる職人さんはもちろん、役所の人まで。

が、本当に相手として考えるのは、建つ場所の光りや風かもしれませんね。

 窓の位置、一つとっても、つける位置で、見える景色や入ってくる光りや風が

違ってきます。今の世の中では、廻りに家が建っていて、その中にすっぽりと

建てることが多いもの。その限られた、周辺の環境をよく見据えて、窓を考えます。

 見える景色は、直接私たちの目に入ってきますが、光りそのものは、

反射して廻ってきたり、床に伸びてきたり、さまざまです。

 想定したより、家の奥まで入ったり。一所懸命考えると、よい方向に裏切られて、

「いい感じ」の光りになってくれます。悪条件の都市住宅でも、朝日や夕陽のことを、

丁寧に想像して、よい光りや風がうまく入ってきてくれる家ができますように。

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空間のビート

西洋の建築は、石やレンガを積んだ厚い壁で出来ています。

日本の伝統建築は、木の柱、梁のフレームに屋根。壁は薄く、障子や襖などの

軽く、動く建具で仕切られています。

 現在でも、木造の家には、木のフレームがつくるリズムがありました。

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 人が歩くとき、それぞれの歩幅に応じて、歩くリズムが生まれてきます。

同じように、建築にも、材料の大きさに応じて、一定の間隔、ビートがあります。

畳の大きさが、「座って半畳、寝て一畳」と言われて、人の体の大きさから、

決まってきたように、経済的に、運びやすい長さ、人が機械を使わずに、

運べる大きさから、ある寸法を持った規格のようなものが出来上がりました。

 伝統的な日本の建築の根底には、その経済性があります。

民家の構造のように、出来るだけ少ない材料で、能率よく、必要な空間を創る。

無駄のでない使い方や、無理のこない使い方。そこには、一定の間隔を持った

繰り返しのリズムが、自然と生まれてきます。

 たくさんのモノがある現代にも、今の時代に合ったビート、鼓動する空間を

シンプルに、力強く、現していきたいものですね。

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 私の家の仕事場。入り口の戸は、以前祖父が建てた家の、納戸の戸です。

ハンガーレールでカーテンのように動きます。

昔の家は、どこも大抵同じような大きさ、高さの建具でした。

 ある規格サイズで作られた、シンプルな「豊かさ」。

受け継いで、潔い建築を、創りたいものです。

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屋根を見ながら

今日から週末まで現場に出ます。雨が降らなければ、曇りでもありがたい季節です。

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 自分の家の屋根が、家の中から見えるのは楽しい、と言われていたのは

誰だったか。谷戸の我が家も、敷地の段差のお陰で、屋根が見えます。

下は両親の屋根。階段を上がって、見下ろすところが私たちの居間です。

 梅雨の季節の、雨の流れや、冬の雪を屋根の上から見たりしています。

そういうことを含めての広がりが、家には必要かなとも思います。

狭くても、住まいに余白があれば、飽きの来ない家になるような気がしています。

 外に出ると、普段は考えない、身の周りのことを、振り返ったりするもの。

人様の家を考えるベースとして、改めて自分の家を物指しにしていきます。

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現場で見る星

今日から、しばらく現場に出る日が多くなります。暑くなりそうです。sunbeer

 シックハウスという言葉が、一般的になって久しいです。

いつの頃からか、住宅の現場で☆を見る機会がとても増えてきました。

使われている材料を、設計図の仕様通り入れてくれたかな?と確認します。

気心の知れた工務店さんの場合はいいのですが、初めてお手合わせ願う方々だと、

念のため、一つ一つ。既にメーカー側の自主規制で、少ないと思いますが、

監理報告書に添付して、建て主さんにお渡しします。でも、試験通りの品物でない

偽装も後を絶たないことへの対処。一個人事務所は、なすすべなく、丁寧な説明と

信頼関係しか確かなものはありません。

 誠実に仕事をしていても、工事代金だけ受け取って、破産するニュースが聞こえてくる。

いつになったら、いい設計環境になる日がくるのでしょう。希望の星だけは、胸にしまって

また☆を見に、現場に行ってきます。

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血は争えないデザイン

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建てものをデザインしている時、特に意識していなくても、出来上がりが日本的に

見えることがあります。よくいう「和風」「洋風」を意識せずに、考えたのに。

 柱や梁といった、構造フレームをそのまま、あらわしにして、デッキをつける。

それだけで、縁側の風情が出来てしまいます。

 建築家村野藤吾さんが、イタリアで「この線はイタリア人にしか作り出せない」と

嘆かれたことがあったそうです。日本人として、繊細な線で建築を創った巨人でさえ、

かなわないものがあった。それは、ひとえに「血」だと思います。

 日本人の血をもつ、わたしたちにしか出せない、独自の線。誰でもが、もっていると

思います。ひとりの生活者として、日本人の感受性。眠っている「線」を

どう探り当てて「かたち」にしていくか、景気とは関係のない、地道な作業と思います。

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伝統の空間

連休中、西澤文隆さんの仕事を読み返していました。ことあるごとに、読んでいるのですが、

日本の古建築の章に、また惹かれました。庭と建築が一体となって、陰影をつくる。

その実測を通して、自分のものとする。あくなき探究心と建築設計の仕事への情熱。

 そこには「建築家」と呼ばれるに値する、姿勢がありました。

古きを訪ね新しきを知る。当意即妙にことにあたった古人の姿勢を、体得された

西澤さんの仕事の意味を、自分なりに消化して、すこしでも近づくことが出来ますように。

 身近にある、空間からもすこしずつ吸収していく、五月です。

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端正さを追求すること

ものごとには「はじめが肝心」とか「終わりよければすべてよし」とかよく言われます。

建築の設計に当てはめて考えると、設計の始まりには、建物が建つ敷地をよく読む、

理解することがあります。設計が終わって、建物が竣工したときには、細かい部分まで、

きちんと神経が行き届き、適切なかたちで出来上がっているかどうかが問われます。

 なので、端々(はしばし)を押さえろ、という言葉の意味をいつも考えています。

設計にあたって、始めには、先入観をもたずに謙虚に「白紙」の状態からスタートすること。

経験を重ねると、ついわかった気になって、謙虚さを忘れて、いままでのやり方で済まそうと

する。なかなか、まっさらな状態から、素直に事に当たれないことは多いですが、

それでは進歩がありません。常に、自問自答を繰り返し、これでいいのかどうかを、

絶えず考えることが、設計の基本だと思います。

 もう一つ、出来上がった建物が端正かどうか。答えが正しくても、そこに「瑞々しい

うつくしさ」があるかどうか、が勝負です。小さな家でも、その建物ができれば、

廻りの環境や社会と接して建ちます。家族の暮らしを細かく支える、おおきな考えを持って、

事に当たる。建築という、実物が「端正」に出来上がるためには、隅々までよく考え抜かれた

設計が要ります。現代という社会との接点は、建物の端々にあることを、

よくよく肝に銘じて、「端正さ」を今日も考えていきます。

 端正と瑞々しさ、生涯のテーマにして。

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鎌倉のピクチャーウインドウより

今年は、好天に恵まれて、休むのも遊ぶのも働くのも、なにをするにも気持ちがいいです。

昨日、大阪からのお客様にも、いいお天気でお迎え、ご機嫌よくお帰りいただきました。

 ここ鎌倉の、我が家から見える木々の緑、降ってくるような鮮やかさです。

のんびり一日眺めていて、やすらぎを受け取って、体を休める休日。

今日これから出かける現場も、近くの辻堂なので、仕事半分、休日半分、

忙しい方には、まことに申し訳ない、本当に良い気分です。

 オーガニックの白ワインが、冷蔵庫で待つ、言うことない木曜日でした。行ってきます!

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在る場所をつくる

グレイッシュな空が広がる由比ガ浜。材木座に向かって、漁船が横切っていきました。

仕事の山場、といっても得意の模型づくり。模型中年の一日がはじまります。

 さんまさんが、以前「生きてるだけで、まるもうけ」と言ってました。

ただ、無事に在る。市井のひとの居場所を考える、設計の仕事の楽しさ。

丁寧に、地道に進んでいきましょう。よい週末になりますように。

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住まいの彩り

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鎌倉の谷戸では、ウグイスの鳴き声で目覚めることが出来ます。

週末の街中の賑わいとは違った、静かな場所です。

家から出なければ、ゆったりとした春を満喫します。

 天井も壁も白い我が家。庭先に出したカメの水槽に、日の光りが当たって、

天井に反射しています。その揺らぎは、見ていて飽きることはありません。

無色の光りが、当たることによって、様々な色合いを感じるわたしたち。

彩りを与えてくれる日常の出来事に、素直に目を向ける週末です。

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設計という、はかりごと

春霞、となりはなにをするひとぞ。黄砂も降ってくるそうで、お日様もかすんでいます。

海は白波、強い風が吹きつけていました。足元の犬も砂つぶてに、くしゃみをして対抗。

 資質を問われる設計者として、なにを課題にして仕事をしていくのか。

そのひとつに、計ることがあります。まだ見ぬ未来を、将来を計る。一軒の家を

考えるときには、そこに暮らす家族の、これからを計る。家自体や部屋の大きさ

窓の位置といった、寸法という数を計算し、将来の計画をすること。

 計るには、計り知れないことが隠れています。計り知れない将来を、計る仕事。

はかりごとをする人として、日々精進です。

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昨今の子供遊び

子供の個室がいるか、いらないか、以前からいろいろな考え方があります。

商売柄、または自分の経験上からは、あったほうがいいと思っています。

ただ、個室というよりは、居場所。大きなリビングの大きなテーブルで、

宿題などはやればよいし、受験の時ぐらいでしょうか。個室化するのは。

 今の子供は、ゲーム中心の遊びです。我が家でも時に、子供9犬2の11匹!の

集まりになったりします。各人がそれぞれゲームを手に、それぞれ勝手に遊んでいます。

それぞれが、ゲームをしているので、集まらなくても同じように思いますが、

そうではなくて、どうやら一緒に同じ時間を過ごすのが楽しいようです。

 自分のゲーム内容とか、勝負の持って行き方など、ワイワイいいながら

同時進行していく。しばらく、それで盛り上がり、それに飽きたひとりが「外で遊ぼう」

と言い出すと、ぞろぞろと出かける。そんな、遊びです。

 遊びのかたちは、移り変わっても、一緒にいると楽しいというのは、変わらないようです。

親にできることは、やはり見守ること。につきると思っています。

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繰り返しのデザイン

信州の鎌倉、長野県上田市の別所温泉に、安楽寺というお寺があります。

鎌倉の建長寺とゆかりのあるこのお寺に、友人たちと訪ねました。

国宝の八角三重塔は、本堂の背面の山腹に佇んでおります。

「詰組」つめぐみと呼ばれる、八角の跳ねだした屋根をささえる木組み。

たくさんの形をした、木を組んで造られています。

 一見、複雑にみえますが、できるだけ、同じかたちの組み方を繰り返し、

つくる時の省力化をしています。それと同時に、繰り返されるかたちの連なりに、

美しさが宿っています。今のように、電動の工具がなかった、鎌倉時代。

七百年以上前に、建てた人たちのことを思い、「昔のひとは、偉かった。」と、

ただただ感心する、設計屋たちでした。

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欄間(らんま)の意匠(いしょう・デザイン)も洒落ています。

繰り返す美学とでも言いましょうか。つい細かいとこに目がいく

のが、この商売柄のようです。

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心地よさと場所の関係

インフルエンザの子供を、家の中で簡易隔離?しまして、

代わりにロフトで就寝。眺めも違う場所、なんだか新鮮です。

ひさびさ、日曜日に夕寝、あまりの心地よさにとろけておりました。

 普段、意識していなかった「疲れ」が、いつのまにか溜まっていたようです。

家の中で、心地よい場所、いくつか作るのが仕事ですが、

そういう場所を、直感というか、本能で見つけるのは飼い犬のほうが、

上手です。一日の中で、その時々の、落ち着く場所に、見事にいます。

人も壁を背にして、ソファを置き、寄りかかって外の景色を眺める。

その安心感に似たものをもつ居場所、さっと見つける犬の、目利き。

 感性と言えばかっこいいですが、アンテナをはって素直に感じるハートで、

暮らしていきたいものです。旧正月の今日、日々新たな気持ちで。

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2011年の11月へ

今日は大切なお客様がいらっしゃるので、昨日から大掃除。

いつもなら、暮れも押し迫ってからやることの数々を、超前倒し。

居間の窓も全開にして、あちこちを拭き掃除。今朝は筋肉痛。

 めったに全開しない窓、足元の犬も不思議そうに眺めています。

年に数回でも、窓を開け放って外の空気を呼び込む新鮮さ。

住まいの窓、アルミサッシにはない、融通性が木の建具には

ありました。温かみもあるし、手入れをする甲斐もあります。

 生き物を飼ったりすると、世話をする手間がかかりはしますが、

住まいもすこしぐらい手間がかかるほうが、愛着もわきます。

 時間をともにする、やわらかく暖かい住まい、これからの季節

本領を発揮します。

 昨日、11月11日が過ぎました。三年後の2011年11月11日に

向けて一歩一歩、居心地のよい住まいをつくる自分を、

たかめていきたいと思います。

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闇が光りを応援して

夜明けが遅い季節です。暗がりのなか、足元犬は

スタスタとスムーズな足取りで海まで一直線です。

 家づくりで気をつけることがひとつあります。

場所が均一でないこと。簡単にいえば、明るいところと

暗いところがあること。最近は「明るい家を」とみなさん

おっしゃいます。もちろん、朝日に満たされる食卓や、

冬の陽だまりは必要です。が、寝室や書斎までが

明るい必要はありません。コンビニのような、

均一の明るさは、少なくとも住宅にはいりません。

 居間でも、明るいところとすこし暗めのアルコーブとか

人の居場所がいくつもあると、面積に関係なく、

ひろがりが感じられると思います。

 デジカメでも、フラッシュのあるなしでまるっきり

結果が違うものですし。ろうそくやフロアスタンドの

低い明かりもうまく使いたいものです。

今日のタイトルは、以前の「建築文化」誌の

「象設計集団」特集から拝借しました。

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設計スピリッツ

秋風が家の中を吹き抜けていく、晴天の朝です。

いつものように海へ犬の散歩をしてきました。

歩くリズムはアタマのリズムに同調して

調子もよくなるようです。

 また、新たな設計コンペを始めています。

例によって、周辺の家並みを考えてみます。

廻りを見ていくことで、自分の中にその場所の

大きさやお日様のあたりかた、風やひかりの

入り方のイメージを取り込みます。

 グーグルで見てしまえば、それで済むというもの

ではないと思っています。少なくとも、わたしには。

 大げさな言い方をすれば、昔のひとが「血肉化」

するといった考え方でしょうか。そこまでではなくとも、

しっくりと頭にはいる感覚を持って、そこからが

始まりということでしょう。

 さまざまな物事を統合する設計には、なにより

「こうしよう」というスピリットが大切と思います。

 夜のスピリッツも同じようで。wine

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可能性の翼

今朝、海を見渡すと両翼をひろげたような雲がありました。

今日完成予定の設計コンペ案、テーマがウイングをする

ので、幸先よいスタートとなりました。

 いいものをつくるための、ねばる気持ちとともに、

最後まで自由な発想の翼、ひろげていきます。

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小文字の建築

昨夜の雨で空気が澄んで、秋空は高く拡がっていました。

雲な大きな流れが、手に取るようによくわかります。

物事も、見渡す視点をもつことが出来たら、

ちいさなことに囚われずに済むことでしょう。

 よく大局、小局といいます。小さなことばかり見て、

大きな流れに気がつかない。そのことは、一軒の家を

設計するとき、常々考えることです。

 繰り返される日常の、生活のひとつひとつを、掬い上げて

家の形をつくるわけですが、大きな視点が必要です。

 家そのものや、その土地だけを見ることと、廻りの風景や

街並みを、おおらかに見ること。囚われるという字が物語るように、

囲いの中に、人がいる状態と、外から離れて「□」を見るのでは、

考え方が違うと思います。その違いを、同じ筋道で考えるのが、

設計の仕事の醍醐味だと思います。「違う」考え方を、一つのかたちに

「同じ」等質で籠めていく。

 大文字の建築に対して、iからはじまる小文字の建築。ヒューマンとは

ちいさな視点と、おおらかな大きい視点のバランスがとれていることかな。

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更地に建つ

雨続きで、お日様が恋しい10月1日。竹内まりやさんの

30周年ベストアルバム「エクスプレッションズ」の発売日です。

 デビュー当時から聴いていたあの頃の自分から、30年。

変わらない音楽のよさとともに、これからも上質な音楽を。

 さて、コンペの締め切りまで二週間。おぼろげな形を、

夢のあるかたちに。更地に、初めて立ったときの光や風の感触を

大切に、コストと理想のはざまで右往左往しながら、作り上げる。

 どこに座って、どこを眺めるか、江ノ島を見下ろす敷地では、

ほぼ最初から決まっていました。その居場所に骨格を与える仕事。

そこで暮らす人の生活を包む、確かなモノ。それを創りだすことが、

私たちに与えられた、誠実な仕事です。気持ちにも忠実に。

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ほどほどの按配

最近はフローリングの床が増えて、畳の部屋は少なくなりました。

畳を敷くとその部屋は和室になります。日本人の足裏のセンサーは

すごく敏感で、素足にイグサの、感触の心地よさをよく知っています。

 そのことは、玄関で靴をぬぎ、ほっとすることからもわかります。

現代の住宅にも、一部屋は畳敷きの和室があるといいものです。

その畳ですが、畳をつくるとき、畳屋さんはその部屋の対角線を測り、

「きつめ」とか「あまめ」といいます。大工さんが手でつくる部屋は、

デジタルではなく、アナログなので、ミリ単位まで直角ではありません。

なので、たとえば六畳の部屋に敷く、6枚の畳は一枚一枚敷く場所に

よって、大きさを微妙に違えてこしらえます。そのこしらえる寸法を、

大きくきつめにつくるか、ゆるく甘めに小さめにつくるかで「きつめ」

「あまめ」がでてくるわけでした。腕のいい畳屋さんは、大工さんの腕を

部屋の対角線を測ることで、判断します。できたモノに表れる仕事。

 ひとの仕事は甘めに褒め、自分の仕事はきつめに見直す。のも

ほどほどに、いい塩梅に按配するのがいいと思います。

 「偽装」とか問い詰めるばかりの世の中、もうすこし人についても

寛大に、いい按配の付き合いが出来ないものかなあ。

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外から内か、内から外か

これから台風13号がやってきます。が、海は凪いでいました。

嵐の前の静けさを、絵に書いたような景色が広がっています。

 小学校のころ、台風で増水した川を恐いながらも、ワクワクした

気持ちで見ていたのを覚えています。いつもと違う風景、自然に対する

畏怖とある諦観、ちいさくとも感じていたように思います。

 建築を考えるとき、外観から考える時と、内部から考える時があります。

最近は外見の派手なものが主で、内部空間の充実は置き去りのようなものが、

多いように思えます。住宅については、中から、部屋の窓から何が見えるのか、

どっちを向いて座るか、とても大切に思っています。外観は最後に現れたかたちを

控えめに創る。どうもそういう創り方、考え方しか出来ないたちのようです。

 日本のように雨かぜが多い国では、窓越しに雨だれのしずくを眺めるのも、

ひとつの贅沢であるような気がするのですが、みなさんはどうでしょうか?rain

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そこにしか咲かない花

朝明るくなるのが、遅くなり夕方暗くなるのが早くなり

わずか一週間で、すっかり秋の夜長です。

これからは、ゆったりと本を読んだり、音楽をしみじみと

聴いたりする、いい季節の始まりです。

 昨日、訪れた場所は風の吹き抜ける、眺めのよい場所でした。

場所の特性を、素直に読んで、図面に表すのが建築の設計です。

たとえネット上の設計コンペであっても、建つ場所を実際に見て、

よく敷地の声を聴く。それ以外にはないと思っています。

 高山植物のように、その場所の自然に適応して、咲く花のように、

その場所にふさわしい家を、じっくり考えたいと思う秋の始まりでした。

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いい感じで出来た中庭

10年ぶりぐらいに、拝島まで行ってきます。

暑い一日になりそうですが、お休み前の一仕事。

 明日、締め切りの設計コンペ、もう提出して、

すっきりと出掛けられます。いい感じで出来上がったし。

 オリンピックも野球が始まるし、いよいよ見る時間が

増えそうです。仕事場の片付けとかは、やらないだろうなぁ~。

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模型出来てます。

今朝も高曇りで、昨日の暑さが抜けていないようです。

今日も現場に出ますので、バテないよう気をつけます。sweat01

 以前、としまえんの夏のコピーで「プール、冷えてます。」

というのがありました。こちらは「模型、出来てます。」

一気に集中して作ったので、途中のプロセス、写真を

撮り忘れてます。あしからず。

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ここまで、一気に組み上げてしまいまして。

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鳥の目でみると、上空30メートルで、こんな感じです。

縮尺は実物の百分の一、1メートルが1センチで作っています。

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前の道路から見ると、このような佇まい。ここまで、実は先週

半ばに出来上がりました。その後、大きさを倍にして、

インテリアの模型を作っています。創りかけで、あちちの現場

へ、行って来ます。お後が、よろしいようで。sun

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模型をつくるその3

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まわりに建っている家を組み立てます。壁をくっつけて

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屋根をつくります。合わせ目を斜めにカットするのがコツです。

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出来た屋根をそっとのっけて出来上がり。周辺はこんな感じになります。

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模型をつくるその2

昨日の現場のあちちの暑さに大汗かきましたsweat01

模型づくりのつづきです。

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敷地まわりの道路や段差と、すでにある塀などをおきます。

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模型をつくるその1

またプレゼン用の模型を作り始めまして、以下のんびりといきます。

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模型の形をつくるのに、スチレンボードという、発泡スチレンを

紙でサンドイッチしたものを使います。厚さは1、2、3ミリの

ものを用意します。模型の型紙をスチレンボードに貼るのに、

しわのよらない、貼ってはがせるスプレーのりとボード同士を

貼るスチノリを使います。そしてカッターにカッティングマット。

それに、ipodもお好みで。

模型の型紙をつくるのが先で、ここまで一日かけています。

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周囲に建つ建物の型紙です。

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建物の建つ敷地の型紙です。

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建物本体の型紙です。現場に出掛けるため、このつづきは

次回に。行って来ます!

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模型中年と少年のココロ

天気予報がはずれ、雨降りの朝を迎えました。

今日は新月、旧暦の六月一日、朔日(ついたち)

ですが、月は姿を隠している一日になりそうです。

 設計コンペの案がまとまり、その模型を作り始める

段階になりました。建築は模型と違い、その中で人が

生活するわけですが、コンペでは、敷地を一度も訪れる

ことなく、提案することが出来てしまいます。

 このことは、とても恐いことだと思っています。

廻りを見ずに、建ってしまう建物は、実物大の模型と

同じだと考えます。生命感のない建築ほど、社会悪に

他なりません。どれほど小さな建物でも、風景の一部に

なることを、肝に銘じて、実際に敷地を見たうえで、

創っていきたいと思います。

 はたから見ていると、なにやら中年男が、楽しそうに

模型をつくっているのは、ヘンに見えると思いますが、

少年の気持ちで、モノに向かっているのです。

 模型で作り難い建物は、実際に建つときも、無駄なお金や

労力がかかって、周辺の環境にも迷惑がかかります。

いわば、模型をあらかじめつくることで、そのことを検証して

いるのでした。辛口の自己批評を重ねて、研鑽する。

なんて、かっこつけ過ぎ。本当は、ただ楽しくてやっています。

 以下、落選案を。

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建築の偽装と艤装

週末の朝は、犬の散歩をする人とサーフィンを

する人が増えます。犬にも犬同士の相性が

あるようで、横目で見ただけですれ違うとき、

しっぽを振って近づくとき、唸って向かっていくとき、

といろいろです。見えないバリヤーのような、

においがあるようです。

 目に見える、見えないでいうと、建築をつくるとき、

見えない「偽装」と見える「艤装」があります。

「偽装」のほうは、もうおなじみと言っていい「耐震偽装」に

よるごまかし。鉄筋コンクリートはコンクリートを打ってしまえば、

見えなくなる鉄筋の本数をごまかして、構造計算をちょろまかした

ものでした。食べ物やタクシー券、ばれなきゃなにをやってもいい

考え(?とは言わないけれど)が、たくさん蔓延ってしまう世の中です。

聖人君子じゃないので、他人のふり見て我がふりに気をつけるぐらい

しかありません。そこで、「艤装」のほうに目を向けることにします。

本当は「擬装」という字のほうが、正しいのでした。「カモフラージュ」の

こと。自然界では、「擬態」、体の色を背景に合わせて変化させたり、

木の葉や枝のような体をもったり、生きるための知恵があります。

 人の建てる「海の家」、現場小屋のプレハブ事務所に「擬装」を

ほどこして、つくります。「仮設」ひと夏の仮の姿としては、経済的です。

 自然な「擬装」と、不自然な「偽装」、どちらの立場をとるのでしょう。

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身の周りの彩り

グレイの空が戻ってきました。すこしゆっくりめにスタートです。

 暮らしに彩りを与えてくれるものは、目に見える色だけではなく、

聴こえる音もあります。朝には、ウグイスの声や雨音が、仕事場

には、心地よい音楽の数々があります。

 晴れた日の、お昼休みに、ロフトのベットでまどろんでいると、

ゆっくりと風が流れ、鳥の鳴き声がきこえて、グッドなお昼寝。

 頼んだターンテーブルが届いたら、古いレコードがアナログから

デジタルに生まれ変わって、十代、二十代の頃の空気を、

音楽と一緒に運んできてくれると、今から楽しみにしています。

 文章を画像にすると、この順番になりました。rain

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道の教会をつくる

梅雨らしい天気になってます。秋のお米のことを

考えれば降る時に降って、夏は暑く強い日差しがさす。

時々の季節らしい、日本の暮らしの中でなにを考えるか?

 設計コンペで教会を考えました。かの安藤忠雄さんの

作品には「水の教会」や「光の教会」があります。

さて自分はなにをつくるかと思うと「道の教会」になりました。

 日本の精神性を考えると、「柔道」「剣道」「合気道」「茶道」「華道」

みんなひとつの「道」になるようです。自身「剣道」をしていたので

そのテーマはしっくりくるものでした。

 そのテーマをかたちにする上で重要なのは、見えない部分を

よくよく考えること。人の動きや建物の裏側や空気の流れ、

光りの移り変わりも一瞬一瞬でしか目には捉えられない、

その「見えなさ」を想像する。そして、もっとも見えない「時間のながれ」

を会堂のかたちに置き換える。街中に建つので、廻りのことをよく見る。

鳥の視点で空から俯瞰してみる。そういった様々な視る目をつかって

考えました。自分の見えない「内面」が表れる建築。今の自分の全てを

出せたので、「よし」とします。よい体験でした。ありがとうございました。

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素直なかたち

ものにはかたちがあります。

きもちにも、その日その時々の、

目には見えないかたちがある。

と思っています。

 とげとげしいかたちや、やわらかい

かたち、開くかたちに閉じるかたち。

 囲んだり、包んだり、もののかたちを

表現することは、きもちをかたちにする。

また、今日もそんなふうに思って、

かたちを創ります。

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勝手な人の住まい

昨夜から土砂降りです。犬も散歩を諦めて

ゴロリしています。rain

 人間は勝手なもので、寒い冬には暖かい家

暑い夏には涼しい家、元気なときには明るい家、

風邪の日には翳りのある毛深い家がよくなります。

 日本の雨も、だんだんとスコールが長く続くような

降り方になってきた感じがしています。

ますます大きなしっかりとした屋根が大切になる。

そのためのデザイン力、しっかりとモノにしたいと

勝手に思ってます。せめてココロに青空を。

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いい建築の物語

何気ない日常に、ふと思い出す光景は

ないですか?夏の日差しの中、

風に吹かれて飛んでいく砂、

足元にはハマナスが咲いていた。

 よい風景の邪魔をせず、寄り添う建築。

一つ、創れたらいいなと思っています。

 時を紡ぎだす空間、記憶に残る場所、

いつか目の前に現せることを願って。

よい、一週間を。

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なにもない空間

今日は現場の現調会に行ってきます。

なるたけ平常心でありのままを見てこようと

思います。

 毎朝犬の散歩で八幡様を通り抜けますが、

見事に静かな空間です。子供の頃、境内で

どんぐりを山ほど拾ったりしていました。

その頃と変わらない空気感、成長して

受け取り方が変わったのはこっちです。

 空間とは文字通り、なにもないところを

言うのですが、設計するのもその「空間」です。

床、壁、天井の材料のあいだ、その囲まれた

ところが空間になる。その空気しかない

場所をつくるために、建てる仕事。

 なにもない空間、をかたちづくる何かを

今日も探しに行ってきます。よい黄金週間を。

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華のあるひと

今日は仕事で御殿場に行ってきます。帰りには

美味しいわさびづけと一緒に帰ってきます。beer

 あのひとには華がある。なんとなく魅力が伝わってきて

人が自然とそのひとの廻りに集まってくるそういうひと。

どちらかというと、その輪を外からながめているタイプです。

 人々が楽しそうにしているのを、見ているのが好きだと

いう性分が、設計の仕事に向いていると納得しています。

裏方として家という舞台をしっかりつくる。住宅はそこに住む家族が

主役です。見守り支える縁の下が自分の舞台であると心得て。

 華はなくとも、自宅には花がありました。おそまつくん。

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建築の言葉

建築家という呼び名は好きではありません。

職人さんに共感するところが多いから、

設計屋が一番性にあっていると思ってます。

今は簡単にアーティストって呼びますね。

本物しか残らないけれど。

 専門用語が多い設計の仕事は、それだけ

古の時代から建築するための積み重ねがあることを

物語っています。写真は簓子下見板張りという建物の

外の壁の出来上がりです。「ささらこしたみいたばり」

と読みます。外壁仕上げと書くと、仕上げってなに?

と某サイトの質問コーナーで訊かれていたので。

杉の板などを重ねて張ったものを下見板張りといい、

写真で縦に通っている木の部分が「ささらこ」です。

簓ささらとは、重なった板の部分に合わせてギザギザに

木を削ってつくったものです。この場合、杉の板が「親」で

ささらが「子」の役目をしているので、「ささらこ」という訳です。

そして、そのささらこの木を板に押し当てて釘を打って留めることから、

そのささらこの木のことを押し縁おしぶちといいます。絵画や写真の

フレ-ムのことを額縁がくぶちという、あのふちです。

 このように、建築の言葉を普通の方々に伝えようとすると、

説明が説明を呼ぶ、負の連鎖?がはじまってしまいます。coldsweats01

 ものごとには、その素養があってはじめてわかることは多いです。

すこし前の日本人には、建築の言葉を理解する感性がありました。

その足元にすこしは近づけるように学びたいものです。

 建築に近づくためのアプローチ、写真の路地が好きです。

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春の楽園

いいお天気です。我が家のある谷戸では

ウグイスの声で、朝目を覚まします。贅沢な静けさ。

きっと街中は散り行く桜をながめる人でいっぱいです。

 八幡様の空には飛行機雲、うちの窓には山桜と青空。

海も穏やかで、なんにもいうことありません。

春の地上の楽園、いい季節です。豊作を願う時季でもあるのです。

 足元の犬は遠くの彼女を見つめていました。dog

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場を読む空気

今日は朝から雨降り。散歩も一休み。

すこしスローな週明けです。

 空気を読む、読め、読まないといけないって。

設計では、もうすこし大きなことを相手にしてます。

建物が建つその場所をよく読むこと。

光や風や音、周囲の環境、その場所にしかありません。

素直にその場所の土地の持つ個性に反応すること。

街の真ん中でも、自然を感じられる片隅がきっとあるはず。

注意深く細心に読み込む、そのココロがいるようです。

 受け入れることが、何事も出発点なのは、人間関係の

空気読め問題にも通じることでしょう。

日本には、向こう三軒両隣という言葉がありました。

そのなかでは自分だけが突出しない、という空気を読んだ考えが

あります。段々と自分だけの方向にいってはいけないと思います。

 場所を読むには、まず自分の足元から。立ち位置が大事です。

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陽だまり空気式床暖房

春の日差しはポカポカと、眠気を誘います。

我が家の窓辺には、床暖房の空気の吹き出し口が

あります。太陽で温まった屋根の空気がファンで床下を

暖め、窓の近くから出てきます。窓のガラス面は

空気と熱の出入りが大きいので、そこから空気を

吹き出すことによって、家の中全体に空気の流れを

作り出します。ひとは太古の昔から、自分の体温によって

うまれる、微かな上昇気流のなかで暮らしてきました。

体に直接当たるエアコンの風は、その気流とは「真逆」の

感じですね。人ひとり、大体100ワットの電球ぐらいの熱を

出して生きていますから、その熱によって上に昇っていく

空気感をうまくデザインに取り込んで、住まいを創ること。

それはそれはおもしろいと思っています。

 下の写真は床下です。建物の土台廻り、外周部分の

外に面するところからは熱が逃げていくので、そこのところ

の断熱が大事です。本当は、建物の基礎の外側を

「外断熱」するのが、一番なのですが、我が家では

そこをコンクリート打ち放しにしたかったので、

床下内部に断熱材をいれました。sun

下2枚の写真はお口直しに。

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雨降りの内向き

春の雨、いつもこころに太陽をという訳にはいきません。

こころの雨降りでも、うるおいって考えればいい。

枯れちゃったと思っても、いい出来事に出会えば、

涙でうるおうこともあります。

 わが家は、山で枯れ葉が降るので、軒樋をつけてません。

雨のしずくがリズムをとって、窓ガラスの向こうで落ちています。

そんな景色を見ながら、静かにお仕事。贅沢です。

 写真は晴れて、桜待ち。cherryblossom

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自分のものさしをもつ

春は自然と気持ちが前を向きます。芽吹くのは自然なことと

あらためて思います。

 毎日、設計の現場では「寸法」を相手に仕事をしていますが、

さてこの「寸法」なにを基準に決めているのか?。

明確な根拠があるとすれば、自分の体に聴いてみて、

これでいいのかと問いかけることから、創めること。

謙虚に、考える「寸法」を決めるそのモノサシ。

 その物指しでひとの気持ちをもはかることも

出来たらいいなと思います。当てはめるのではなくて、

思いはかること。気持ちを込めて、こうかな?こっちかな?

と考え続けていく、その先に自分なりのオリジナルのものさしが

あったら。だれにでも創れるあたらしいものさしを。

 私はスニーカーをはいたとき、ジーパンのおへそのところで

地面からちょうど1メートルです。みなさんはどうですか?

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居場所の最適化

寒い外から帰るとホットします。

今年は本当に冬らしい冬です。

 動物たちは巣をつくるとき、

身近な材料でとても器用に、

自分たちの居場所をこしらえます。

そのためには、何度も何度も

ものを運んだりする労苦をいとわない。

 私たちも、日常を過ごす場所、

いま普段いる場所について考えてみると、

以外と改善できることがあるように思えます。

 オフィスでも、自宅でも、たとえ通勤の

電車や車のなかであっても、時を過ごす場所

には変わりはないので、すこしづつでも

自分たちにとって、より良い居心地とは?

を考えてみたいと思います。

 つまらない通勤なんて、楽しくはならない

と言う前に、「楽しいことを考えるのは楽しい」

と教わったまま書いてしまうのでした。

見送り犬downwardright

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夢の貯金

今日はお仕事です。寒いけど、夜の

お酒&お風呂を夢みて、行ってきます!

 そんなことも、毎日のちっちゃな夢の

貯金なんじゃないでしょうか。

仕事が楽しいから、そんなことが

言えるのか、といえばそんなことは

なくって、楽しいところを見つけて、

増やしていっているからそう思う。

 夢みないことには、かなわない

これから先、家をつくる方々は、

家を持つ前に、夢をもたないと、

住まいも暮らしも始まらないと、

出掛けに思いました。自分の

設計した家から、行ってきまする。

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テキトーな写真が見当たらないので、先日のうっすら雪景色

でも。

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暮らしのプロポーション

ダイエットや健康に関心が高まると、

気になるのはからだのプロポーション。

メタボでもウェストサイズが判断基準に

なってます。洋梨のようなおなかは×。

腹回りに脂肪が居座るより、腹の据わった

やつになりたいものです。

 こう寒いと、つい両肩があがってしかめっ面に

なってしまいますが、意識して背筋を伸ばして、

しゃきっとします。遠めに見ても、プロポーションの

いいひとは、姿勢がいいもの。

ひとから見られる意識を失うということは、

ココロとカラダのバランスを欠くこと。

そういう意識をもつひとは、年齢に関係なく

うつくしいプロポーションをお持ちです。

 あらゆるいきものは、そのからだの大きさに

応じたエネルギーをつかうものだそうですが、

人間だけは、象の大きさのエネルギーを

使うようになりました。目に見えないバランス

というプロポーション、かっこうは良くなっても、

くずしてしまっていたのです。

 寒い日々には、せいぜい体をこまめに動かして、

掃除をしたり、整頓したり、住まいや暮らしの

プロポーションを整えたいと思いました。

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間をつくる愛

間がわるい、と思った経験は数知れません。

ひとのことを「人間」と書くのは日本の特徴で、

人と人のあいだに「間」があって、それが

世間のことだと読みました。

 建築家フランク・ロイド・ライトの言葉に

「空間とは材料と材料のあいだである。」という

名言があります。しごく当たり前のことを、

いっているのですが、建物を設計することの、

核を語っていると思って、いつも拠りどころに

しています。実際には、たくさんの材料を組み合わせて

建物をつくるのですが、求めるものは、床や壁、天井の

あいだにある「空間」そのものなんですね。

その、あいだであるところの「空間」に人が入って、

建物が成り立っていく、そのデザインをひとことで

あらわしてくれています。なにも「ない」あいだを、

つくるために、設計というものが「ある」と、考えました。

 設計をするためのアイデア idea は i dear の

ことかなと思います。わたしの 親愛なる ~

様々なことに愛着をもって向かうことが、デザインの

第一歩かな、と初心にかえって仕事をしまっす!

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陽だまりリビング

毎日を快適に過ごすための基本中の基本、

それはリビングの居心地にあると思います。

朝日も夕暮れも楽しめるような、家の中心に、

そういう場所が創ることが出来たら、家作りの

大半はうまくいくと思います。

お正月、我が家では、八幡様の初詣を、見下ろしながら、

過ごしています。神様のいる、本殿より高いところに、

家があるので、まことに申し訳ないけれど、

眺めを毎日楽しんでいます。

たくさんの、やることやすることに、囲まれて暮らしている

現代には、ただなにもせず、過ごす時間こそが、充実させる

べきものと考えている今日この頃です。

奥行きのある、陰影のある場所、が出来たらいいな。

とも、思って過ごしている、今年のお正月でした。

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ピクチャーウィンドウズ

冬にうちのまわりの枯れ枝などを焚きつけて

楽しもうと、ノルウェーのヨツールの薪ストーブでも

置こうと思って設計しましたが、予算が足りなくなって

とりあえず煙突の穴の代わりに、窓をつけました。

思いのほかアングルがよく、設計の想定外の好結果。

夜にはお月さんも見えて、満月の夜、月明かりもきれい。

当分、このままです。

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洗い物の果てに

先日 やり慣れない 食器洗いなんぞをした結果 急須の鼻の部分

かち割りました。ちょうど 洗い終わったら 無印良品にいこうと思い

「なんかついでに買うもんあったけなぁ?」と考えていたときに

手がすべり ガチャン!で 無印の急須 買って来ました。

こうゆう場合 モノに 呼ばれるとでも 言うのでしょうか。

七、八年 使い続けた急須 そろそろ茶渋がとれなくなったことも

あり、無意識のうちに 取替え気分が働いて 割ったのかしらん。

人間、起きてるうちの意識も どんだけ自分で「意識」して生きているか

わかったものではありませんね。などと 考えていると 夜も眠らんなく

なっちゃう。「地下鉄ってどっからいれたんでしょうね。?」

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今日のきもちのかたち

今朝も由比ガ浜はとても穏やかでした。秋の空は本当に高く感じられます。

やっぱり、空気がひんやりと澄んできたからでしょうか。

穏やかな海と同じように、気持ちも穏やかだといいなぁ~

その穏やかなきもちをかたちにするには

どうしたらいいのかを考え続ける仕事は楽しいです。

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